2021/10/25 15:56



▪️鞣し(なめし)

まどぎわでは植物タンニン鞣しと言われる革を使用しています。
鞣しとは、動物の皮膚である皮を、革という素材として使用するために加工する技術のことです。

鞣しの工程で使用する鞣し剤を化学物質を一切使用せず、
天然の植物から抽出したタンニンを含む溶液を使い鞣した革のことを植物タンニン鞣し革と言います。

天然素材のため環境に優しく、アレルギーも出にくいとされています。

▪️経年変化

植物タンニン鞣しの革の中でもまどぎわでよく使用しているヌメ革(タンローとも呼ばれます)は、
表面に染色や加工を何もしていないベージュ色の革のことで、水や油、傷や汚れに弱く、
また日光や蛍光灯で日焼けするため色の変化も早く、
使う人によって時間の経過とともに全く違う表情になるのが特徴です。

手触りも最初は硬くしっかりとしていますが段々と柔らかくなり手に馴染んで、
よく触れる部分や擦れる部分に艶が出てきます。
このように使っていくうちに変化していくことを経年変化と言い、タンニン鞣し革の大きな特徴です。

▪️お手入れについて

ヌメ革:
水に濡れるとシミになってしまうためお気をつけください。
万が一濡れてしまった場合乾いた布で擦らずに拭き取ってから乾かしてください。
普段のお手入れは布やブラシで、表面の汚れや埃を乾拭きしてください。
表面の乾燥が気になってきたらケアオイル等で油分を補充してください。
(オイルが染みになる場合があるためスポンジなどでなるべく薄く塗布するのがオススメです)

手染め革:
ヌメ革に水溶性の染料で染めています。
色止めとして表面に仕上げ剤を塗っていますので購入後はある程度防水されていますが、
水濡れや摩擦で色落ち、衣類やバッグへ色移りすることがありますのでご注意ください。
気になる方は革用の防水スプレーを使用してください。
普段のお手入れは布やブラシで乾拭きする程度で十分です。
表面の乾燥が気になってきたらケアオイル等で油分を補充してください。